社会保険労務士の一日の仕事として、どんなことをされているのですか?

日常の業務としては、入社や退社に関する手続きや不幸にして労働災害に被災した場合の手続き、もちろん 年金に関する相談・請求、給付金・助成金の申請、給与計算が主ですね。事業主の方や担当者の方と対面して仕事 を進めていくことを、当事務所の基本としています。

特定の時期に忙しいお仕事はあるのですか?

はい。労働保険の年度更新 (春) や社会保険の算定基礎届(夏)は、集中しているので特に忙しいです。 中小企業事業主の労災保険加入ができる労働保険事務組合「協同組合愛知労務協会」の業務も春に集中していますし、 建設業の一人親方「愛知中央SR建設安全協会」にも参画しているので、4月から7月までが私達の仕事の繁忙期に なります。

社会保険労務士法23条の廃止やADRの創設によって、社会保険労務士の仕事内容が変わりましたか?

はい。私自身も特定社会保険労務士です。労使間の調停に関ったり、労働組合法5条による委任により 労働側として団体交渉に望んだり、また、顧問先の団体交渉に参与として参加しています。

今後は、労使間の紛争がますます増える傾向がありますが、どうお考えですか?

特定社会保険労務士として、紛争前の解決を強化していくことが大切だと思っています。 私達社会保険労務士ができる労務管理としては、まず就業規則やその他内部の規定等の整備、 時間外・休日労働に関する協定の締結により、未然に労使紛争が起きないようにすること です。私達は、実務家としてタイムカードや賃金台帳を見ることから、会社に潜む労働問題を 事前に察知し、指摘指導していくことが重要だと考えています。

社会保険労務士が今後、企業や社会にどのように関っていくとお考えですか?

企業経営に欠かせない要素である 「ヒト」 「モノ」 「カネ」。最も重要な 「ヒト」 について、 経営者の皆様の身近なパートナーとしてより深く関わっていくと思います。社会保険労務士は、 労働社会保険関係の法令に精通し、労務管理その他労働保険に関する指導を行う国家資格者です。 企業の健全な発展の鍵となる人事労務管理の仕事は私達プロにお任せください。

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